温泉

世界的にも珍しい有馬温泉

有馬温泉は、約1400年にわたる歴史があります。
泉源を最初に発見したのは、神代の昔、大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)の
二柱の神であったと記されています。
この二神が有馬を訪れた時、三羽の傷ついたカラスが水たまりで水浴していました。
ところが数日でその傷が治っており、その水たまりが温泉であったと伝えられています。
奈良時代には行基菩薩が温泉寺を建立し、1192年(建久 3年)に僧仁西が戦乱で荒廃した有馬温泉を復興して
湯治場としての原型を作ったと言われています。
太閤秀吉は、湯治のためにたびたび、有馬温泉を訪れました。
太閤秀吉は、戦乱や大火で衰退した有馬温泉の改修を行い、湯山御殿を建てました。
谷崎潤一郎も有馬を愛し長期滞在して執筆を行うと同時に、作品中にも有馬温泉を度々登場させているほどです。

透明で良質なお湯が当温泉へと汲まれています

有馬温泉は、日本三大名泉にも数えられていますが、環境省の指針により療養泉として指定している9つの主成分
> (単純性温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉、 酸性泉、放射能泉)のうち
> 硫黄泉と酸性泉を除く7つもの成分が含まれており、世界的にも珍しい多くの成分が混合した温泉です。

当旅館が使用している天神源泉は金泉呼ばれる鉄イオンが含まれている温泉です。
泉質は「含鉄・ナトリウム・塩化物強塩高温泉」であり
> 地下206m湧き出し、泉源温度は98度にもなります。
ミネラルを多く含んでいる為(海水の3倍)、体が温まりやすいのが特徴です。

その為、温めることで緩和が期待できる症状には効果があり
筋肉痛や関節痛、冷え性への効果が認められています。

効能

冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害などに効果
塩がお肌につき、薄い皮膜をつくるため、保湿効果が持続します。
また、メタ珪酸といわれる物質が多量に含まれているため、お肌の肌触りがマイルドになり、保温効果も大きくなります。
感染性皮膚疾患や慢性湿しんに効果
殺菌作用があります。
各種アレルギー性皮膚疾患、慢性湿しん、じんましん、傷・やけどに効果
カルシウムイオンが豊富に含まれています。
適応症状
炎症性および非炎症性のリウマチ疾患、外傷、手術後のリハビリテーション、慢性附属器炎、機能性不妊症、自律神経系障害、乾癬(かんせん)

立ち寄り入浴

1名様 1,000円
ご宿泊のお客さまの都合上、15:00 ~ 18:00までとさせて頂いております。